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昨日はあまりにも泣きすぎてその後どんなに笑ってもやっぱり朝になって鏡を覗いてみれば目は腫れぼったいし頭は痛いし・・・

それでも地球が回り続けるのを少しだけ恨めしく思いながら仕事へと出かける。


「はあ…」


奇跡はきっと起きる。


そんな言葉を真正面から信じているわけじゃないけど、とりあえず上院のジジイたちに一体どう言えばいい?
どうやって彼がオーブにとって必要な人間だという事を伝えればいい?
一番効果的な方法は一体何だ?


「カガリ様おはようございます」
「あ、ああ!おはよう、トキノ」

噂をすれば、だ。

「いかがですかな、例の件既に処理されたでしょうか?」
「ええと……ぁ!」


タイミングがいいというのか悪いというのか…件の人物が前からやって来るじゃないか。


すれ違いざま


「おはようございます、代表」
「あっ!ああ、おはよう」


全く自分は関係ないとでもいうような涼しい顔して…
昨日はあんなに取り乱してたのにもう普段通りか?


「ん?」



ぴこん
ぷっ

そうでもないか。


身だしなみに煩いアイツの髪が跳ねてる!


さてはきちんと乾かさなかったな。




珍しいものを見て可笑しくて・・






!!






気が緩んだ瞬間手を掴れた―






To be continued.

2008 Christmas Athrun×Cagalli Special 10 Days
12/21 「すれ違い」

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ばか  12/20/2008  
「なに言って…っ…」

「本当はどうしたいのか、俺にどうして欲しいのか、どうして言わないんだ!」
「そんなっ…!」
「どうなんだ?」
「そんな事…言える訳…っ…お前…お前が…」
「俺の事はどうでもいいんだ。カガリの願いは何なんだ?」

「私の願いなんて叶うはずな―」
「叶うさ、きっと」
「そう…かな…?」
「クリスマスには奇跡が起こるって言うじゃないか」
「私の願いは奇跡か?」
「どんな願いなんだ?」


『願い』なんて…


国がどうとか
民がどうとか

それが大事なのも嘘じゃない


でも咄嗟に願うことは呆れるほど感情的で自己中心的だ


「…側に…いて…くれる…か…?」
「そんな願いならきっと叶うさ」
「奇跡が起こるかな」
「ああ、きっと」



泣き笑い
「ははっ」
「何だ?」
「お前髪びしょ濡れ!」
「カガリは頬が濡れてるぞ」
「きっ…気のせいだっ」
「じゃあ俺も気のせいだ」
「そんな訳ないだろう!ちゃんと拭かないと風邪ひくぞ!」

ふきふき

「大丈夫、俺はバカだから風邪はひかない」
「?」
「コーディネーターでもバカはバカなんだろう?」
「じゃあ私もひかないな!私もバカなんだろう?」
「そうかもな」


思い切り泣いて、怒って、笑って見た月は笑ってるように見えた。


ふぅ



―願わくば永遠に君の側に―

奇跡はきっと続いていく
それを願い続ける限り









To be continued.

2008 Christmas Athrun×Cagalli Special 10 Days
12/20 「笑顔」

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後悔先に立たせない  12/19/2008  
冷たいシャワーを頭から浴びているうちに動揺と諦めは鳴りを潜め、代わりに怒りが込み上げてきた。

「…腹が立ってきたぞ」

大体どうしていつもこうなんだ?
俺が一体何をしたと言うんだ!?
何がいけない?


そして


「どうして自分の考えを主張しないんだ…」


あの部屋であの時カガリは微笑みながら何を思っていたのか。
そんなの分かりきっている。
俺は側でずっと君を見続けてきたのだから―

君の事なら君よりよく知っている。

腹の奥から次々と湧いてくる感情を抑えられない。
居ても立っても居られずに部屋を飛び出しもう一度執務室へと駆け戻る。


こんな時間にいるはずないのに。
そんな当たり前の事さえ忘れて思い切り扉を開いた。



そして―



「カガリ!」
「アスランっ!?」


カガリはそこにいた。
三日月の僅かな光しか届かないその部屋で一人で―


「このバカっ!」

走り出したら止まらない

「な、なんだ!いきなり入ってきたかと思えば―」
「カガリはバカだ!」
「なにをっ―」

び・・びっくりした!

「バカすぎて君にはもう付き合いきれない!でも余りにバカだから最後に一言言ってやらないと俺の気が済まない!」
「!?」









「どうして一言側にいて欲しいって言わないんだ!」









!!




心臓が―痛い―

もうこれ以上無理ってくらい激しくその存在を主張している―

どうしてお前は

私を泣かせるような事ばかりするんだ―












To be continued.

2008 Christmas Athrun×Cagalli Special 10 Days
12/19 「怒る」

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息が出来ない  12/18/2008  
静かだ。

執務室の窓から下弦の月が見える。



もう今日の仕事はすべて終わったというのに動けない。



「カガリ様、もうそろそろお休みになって下さい」
「あ、うん。あともう少ししたら休むから先に休んでくれ」
「分かりました」

そう言ってからもうどれくらいの時が経っただろうか。



動けない―というより動かない。



今までどうやって動いていたんだろう。
気のせいか呼吸さえ苦しい。

どんなに苦しい時だって本当に一人だと思った事なんてなかった。
どこにいても、どんな時もその存在を思うだけで、感じるだけで大丈夫。そう思えたのに…



「今さら、だな」


どうして失うときは一瞬で失ってからはこんなにも長いのか。

胸が苦しい



酸素が足りない


生きていくための










先が見えない


オーブ軍のモノを全て脱ぎ捨て床に放り投げた。

異邦人である自分のために用意された部屋に本当の意味での自分のモノはあまりない。

いつからだろう。
モノを持つのが怖くなったのは。
そして持ちたくもなったのは。

掌には桃色の小石が一つ。
旅立ちの荷物としてはあまりにも小さく、重い。

「…連れて行けというのか…?」

連れて行くのも置いていくのも辛い事には変わらないように思う。


手離したくなんかないに決まっている。
でも考えれば考えるほど自分に出来ること、すべきことは一つしか思い浮かばない。



「未来は確定してるとでもいいたいのか?」



桃色の小石をベッドの上にそっと置き、シャワールームへと向かう。

シャワーヘッドから零れ落ちる雫一つ一つが冷たく、まるで槍のように肌に突き刺し、彼女の涙のようにも思えた。







To be continued.

2008 Christmas Athrun×Cagalli Special 10 Days
12/18 「苦しい」
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止められないモノ  12/17/2008  
「行った…か…」


ゆっくりと扉が閉まっていくのを最後の一瞬まで見ていた。


「―っ…!」


上院議会の煩いジジイたちの言いなりにならざるを得ない自分が情けない。
こんな風に言われたくなくて…自分の大切な人たちを守り抜く力が欲しかった。
そのために今まで頑張ってきたというのに…!



『だからあなたは子供なのだと言われるのですよ』

言葉が棘のように心に突き刺さる。

オーブを想っているのは彼らも同じ。
ただ視点が違うだけ。


「子供…か…」

欲しいものを欲しいと言って何が悪い。
だから人は頑張れるというのに…!

いつか私は手に入れてみせる。

本当の力を―守り抜く力を―!

情けない…


だけど今はこの涙を止める方法が分からない。













分かってる。
ああ、分かってるさ。

彼女の意志ではないなんて事。

けれど俺にとってのオーブについて聞かれたら困るのも確かな話で。


それでもここに残りたいと言ったら君はどうする?


俺がこの軍服を着ている理由はただひとつ。

そのたった一つの理由が無くなったらもう着る必要もない。


雨に似ている


脱いで身軽になってどこへ行こうか。




ここではない何処かへ

そしてそこに君の欠片はあるのだろうか








To be continued.

2008 Christmas Athrun×Cagalli Special 10 Days
12/17 「泣きたくないのに」
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