FC2ブログ
2019 08 / 07 last month≪ 12345678910111213141516171819202122232425262728293031≫09 next month
原稿なう!

というわけで頑張ってます!!
いやマジでやばいかも・・・!!!
夏休みという迷惑極まりない(失礼w)モノがやってくる・・・!!!恐怖!!!!!

多分8/21インテックス大阪にて新刊が二冊出ます!

ロイヤルウェディングアンソロ(コピーの予定でしたがオフもしくはオンデマンドになりました!)

AxC love nest のパルビンコさんとの合同誌(というのは名前だけでほぼ個人誌二冊が一冊になりましたーという雰囲気の一冊で二度美味しい的な本になりそうです!w)

だがしかし!!今年の大阪夏インテちょっとすごいぞ!!!
この日初売りのアスカガ本結構いっぱいある!!!すっごい!!!!
関西&関東&九州&北海道みんな頑張るではないかー!!!すごい!!!

というわけでわくわくしながら原稿してますv


あ!そういえばnon-stepのまひるさんがすごいものを書いてくれたですよ!!vv

この絵を見て書いてくれたんですよ!!すっごい!!!うわーいvv
「Kiss to you」というタイトルのお話ですv
ちなみに合同誌のお話もこの絵から出来た話ですー!

えへへ
もう一つ自慢ー!
実は同じ絵で天空ノ凍ル蒼の更夜さんにもお話をいただいているのですvv
こちらは下記にて紹介させていただきますね!v

なんて幸せモノなんだ・・・!!ついったすごい!!!
感動です・・・!!



ではどうぞ!↓







「アスラン!」
決して大きくは無い 、しかしよく通る声は、静寂に響いてはっきりと聞こえた。
声の主は躊躇無く近付き、腕を掴む。覗き込む瞳は楽しそうに笑った。
「何してるんだ?こんなところで」
「…カガリ」
もう一方の手を取って姿勢制御を助ける。
「君こそ、どうしてこんなところに?」
「私は、散歩だ。」
半ば得意気なその言葉は、まるで無邪気な子供のよう。くすりと笑うとカガリは外へ目を向けてしまった。
底の無い深海に潜っているような漆黒の世界に、ぽつりと呟く。
「…お前、また考え事か?」
「え?」
くるりと振り向くと、カガリはアスランを真っ直ぐ見据えて言った。
「お前が宇宙を見てる時って、大体考え事してる時だろ?」
「そう、か?」
アスランが無自覚を言葉に乗せると、カガリが呆れて溜息を吐くか笑うかする。
そんなやり取りが定型化しつつある。今日は溜息の方だった。
再び宇宙へ目を向けてしまったカガリに従うようにアスランもその宇宙へ目を向けた。
無音の世界は揺らぐことなく全てを内包して広がっている。
「独りで考え込むの、よくないぞ、アスラン」
「…ああ」
漆黒に向かって呟いたカガリの声が僅かに柔らかい。
「話くらいなら聞いてやるぞ?」
「…ああ」
対するのは生返事。
「何、考えてるんだ?」
「…ああ」
「また、お前は…!」
カガリは振り返ってその勢いでアスランの胸倉を掴む。
一瞬だけ激しく睨んで、ぶつかる速度で口付けた。
唐突な一連の所作に驚きを隠せない。アスランはカガリを凝視して硬直した。
ゆっくりと離れたカガリを、見開かれた瞳で尚も凝視する。躊躇いがちに開けられた暁の瞳は、その様子を捉えると ぷ、と笑った。
「お前…!なんだ、その顔!」
可笑しくて堪らないとでも言うように声を立てて笑う。笑われれば極まりが悪くて拗ねたように目を逸らす。僅かに開いた距離にカガリは声を落とした。
「目は、醒めたか?」
「…そのようだな」
互いに見合わせて、どちらからともなくくすりと笑う。
「じゃ、考えるのは止めだ。」
行こう、と差し出されたカガリの手を取って、アスランは柔らかく笑んだ。



side;A

「アスラン!」
慕わしい音色に彩られた名にどきりとする。
止まり木を目指す小鳥のようにやってきて、腕を掴んだ。
「何してるんだ?こんなところで」
「…カガリ」
そっと手を添えて慣性を相殺する。
いつもの明るい笑みにつられて少し笑った。
「君こそ、どうしてこんなところに?」
「私は、散歩だ。」
あまりに堂々と言うので突っ込む気も起きない。
僅かに肩を竦めて笑い、すぐ外に目を向けたところを見ると、それは処世なのかもしれなかった。
暗い、ひたすら夜の闇の続く世界に目を向けたまま、カガリは言った。
「…お前、また考え事か?」
「え?」
唐突な問いにたじろぐ。
カガリは振り向いて俺を真っ直ぐ見据えて言った。
「お前が宇宙を見てる時って、大体考え事してる時だろ?」
「そう、か?」
そうしているつもりは無い。だが、彼女が言うのならそうなんだろう。
呆れた、と言うような溜息を吐いて、カガリは再び宇宙へ目を向けてしまった。
所在無く俺も宇宙へ目を向ける。―確かに、考え事はしていた。
「独りで考え込むの、よくないぞ、アスラン」
「…ああ」
だが、これは独りで考える類の事柄だろう。
自分の行動の問題なのだから。しかも、それを知るのは多分、一人だ。
「話くらいなら聞いてやるぞ?」
聞かせたくはない。今更そんなことで堂々巡りを繰り返しているなど。
「…ああ」
衝動に任せて抱きしめたり、キスをしたり。
自分の気持ちを押し付けたことを、君はどう思っているのか、に今頃になって思い至った。
そんなこと聞いてみれば済むこと、と君は言うかもしれない。
「何、考えてるんだ?」
迷惑だっただろうか。嫌、だっただろうか。
「…ああ」
それを聞いて平静でいられる自信はない。
「また、お前は…!」
強い語調にはっとしてカガリを振り返ったのと襟元を引かれたのは、殆ど同時だった。
鋭い瞳で急速に近付くカガリの、その勢いに飲まれる。
ぶつかる!と思った瞬間、唇を塞がれた。
押し当てられたそれが適度な圧を見出し、僅かに開かれた。
硬い感触にじわりと痛みが沁みる。沁みた痛みを拭うように舌先が撫ぜて、ゆっくりと離れた。
湧き上がる感情が多過ぎて判別がつかない。一つ、一番大きな驚愕だけが理解できた。
躊躇いがちに開けられたカガリの瞳は、見る間に失笑に変わる。
「お前…!なんだ、その顔!」
大らかに声を立てて笑う。カガリはもう、いつもの顔だった。
然も可笑しそうに笑うからばつが悪くて視線を逸らしたが、そんなことはどうでもよかった。
不器用なキスは、しかし大胆で。
離れていく時の甘い表情が。仄かに上気した頬が。開かれる艶やかな瞳が。
彼女の内側を雄弁に語る。
「目は、醒めたか?」
自分が引き寄せた暗闇から、
「…そのようだな」
また君に助けられた。穏やかに笑うカガリにつられて笑う。
いつの間に君の笑顔は、慈しみを含むようになったのだろう。
「じゃ、考えるのは止めだ。」
行こう、と差し出されたその手を素直に取る。もう考えることはない、答えは貰ったのだから。
― しかし、噛み付かれるとは思わなかったな
ふと思い出して小さく笑った。


side;C

その姿は宇宙に向いていた。
まるで融けていきそうな―実際、髪はその色に既に融けていた―姿に声を上げた。
あいつ、どこかへ行ってしまう…!
「アスラン!」
躊躇いなく近付いて腕を掴む。焦燥を気取られぬようにそっと捕まえた。
覗き込んで安堵する。笑みが漏れた。
「何してるんだ?こんなところで」
「…カガリ」
さりげなく並び立つのを助けてくれる。
「君こそ、どうしてこんなところに?」
「私は、散歩だ。」
嘘じゃないから堂々と言う。少し胸を張り気味にして笑った。
様子が少し変だったから、もしかしたら居るかもしれない、と思って回ってきたことは内緒だ。
僅かに失笑のような笑みを浮かべたアスランに、またか、と思う。
この漆黒の世界は彼の胸の内に棲み付いているらしい。
「…お前、また考え事か?」
「え?」
独りでこんな所にいるんだから、そうじゃない訳ないんだが。
「お前が宇宙を見てる時って、大体考え事してる時だろ?」
「そう、か?」
また自覚してない。こいつ、頭の中にマイクロユニット入ってるんじゃないだろうか。
行動を形式化して肩代わりさせたり、とか。
ありそうだ、と思う自分が馬鹿らしくて溜息が出る。
「独りで考え込むの、よくないぞ、アスラン」
「…ああ」
返事は上の空。会話もマイクロユニットか。
「話くらいなら聞いてやるぞ?」
きっと話しはしないだろうけど。
また独りで循環する思考回路に嵌ってるんだ。
「…ああ」
やっぱり。またハツカネズミだ。
「何、考えてるんだ?」
解が循環小数なら。その式に私を組み込んで解を変えればいい。
少なくとも、他の表し方くらい、出来る。
「…ああ」
聞いてもいないことを示す返事に苛立った。
「また、お前は…!」
話してる時くらい、ちゃんと、こっち向けよ !
苛立ちに任せて襟元を掴み、握り締める。勢い、引っ張る形になった。
一瞬、睨みつけて、無造作に口付ける。
距離がつかめなくて、ぶつかりにいってしまった。
こんなに近くにいるのに。私はお前の力になりたいのに。
悔しくて、歯を立てる。
けれど直後、激しく後悔して歯の跡をなぞった。
…傷付けてどうするんだよ…
恐る恐る離れて、そっと様子を窺う。怒った、かな。
すると、目の前のハツカネズミはこれ以上ないくらい目を大きく見開いて固まっている。
循環回路は止まったらしい。
けれどその顔は、驚いただけではない複雑な表情をしていて、思わず噴き出してしまう。
「お前…!なんだ、その顔!」
笑いがこみ上げてどうにもならない。
驚きを装った少し嬉しそうな顔が可笑しくて。
声を上げて笑えば、極まり悪そうに視線を下げて拗ねた子供のような顔をする。
時々、見惚れる位に愛らしい。私なんかじゃ、敵わないくらいに。
「目は、醒めたか?」
私はその式に食い込めたらしい。
「…そのようだな」
どうやら解は変わった。
安心したら、今度は優しく笑えた。
「じゃ、考えるのは止めだ。」
行こう、と手を伸べた。何の抵抗もなく握られた手が温かい。
ずっと、共に在る日が続いていけばいいのに…
願いはそらに融けた。






-----------------------





うおお・・・!!!光景が目に浮かぶ!!!

もっと読みたい!という方!
更夜さんの素敵なお話が読めるのはこちら→天空ノ凍ル蒼ですv

更夜さん!!本当にありがとうございました!!!

 | 国宝  | Page Top↑

アスカガ溺愛!

オエビ・絵茶室など

リンク

メールフォーム

鯉と金魚にエサをあげられるブログパーツ

INDEX

告知

OTHER

↓入隊しました!

ブログ内検索

RSSフィード