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アルビレオ2でのペーパーラリーです!
テーマは・・・種劇場版はどうなる!?

というわけで妄想ですw
相当妄想ですw
そして連日のニュースを見ながら私がどんなに不謹慎な妄想をしていたかがばれますw


ではどぞー!



「疲れた、な……」

 カガリはそう独り言ちると息を吐いた。
 気が付けばあれほど慌しかった周囲は驚くほど静かになっている。

 CE85‐2月 オーブ連合首長国はその機能を停止した。

 民主化を求める国民の民意を汲んだ、としてオーブ国防軍が内閣の解散を要求したのはほんの数ヶ月前。軍内部と一部の閣僚が通じていたため、クーデターはすんなりと成功したかのように見えた。しかしそこにとぐろを巻き居座るのは利権を求める軍人と、同じく更なる権力と利潤を求める元閣僚ばかり。本当に民意が生かされているかどうかは果して疑問だ。
 だがしかし首長は廃止され、今後大統領選と議会選挙が行われるのは事実であり、民主化の一途を辿る事は間違いない。

 そしてカガリは職を失った。

 あからさまな武力による侵攻はなかったため、国民の誰一人命を落とすこともなく終結を迎えたこのクーデターは、後日[オレンジ革命]と呼ばれることとなる。
 それはオーブが戦禍に巻き込まれる度に何度も吹き飛ばされた慰霊碑のあたり一面に植えられたオレンジが無傷だった事から名づけられた。

 白い白い花びらが太陽の光を反射する。

 眩しさは寝不足のせいか、それともこの国の行く先の輝きか。

 別に民主化が嫌なわけじゃない。
 代表首長であることにも少々疲れてもいた。
 
 ただ―父の残した国家理念だけは守りたかった。出来るならば――それは我儘な事なのだろうか……?

「何を言ってももう過ぎた事か……」

 今カガリの周りには誰もいない。閣僚達は今後の自分の身の振り先の相談に忙しない。軍部は肩書きを失った小娘には興味を失ったらしい。
 ならば自分はこの先一体どうする?
 どう生きていく?

 この国のためにしか生きてこなかった自分に、一体どんな選択肢があるというのだ。

 怒りは理性と戦いながらやがて無気力へと変化した。

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「…………っ…………」
 どう表現していいのか分からない、哀しくて苦しくて遣る瀬無い思いばかりが次から次へと込み上げてくる。
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刹那腕を掴まれて我に返る。
「何すっ――!? ……あ……!」
「やあ」
「何が『やあ』だ……」

 ダメだ―気が抜ける―気力だけでここまで来たのに今彼の顔を見て触れられたら――

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何……してるんだこんな所で―」
「それはこっちのセリフだろう」

 尋ねれば尋ね返す、その口調はどこか明るい。
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「……馬鹿にしてるの……か?」
「どうして俺がカガリを馬鹿にするんだ?」
「だって――」

 だって私は国を選んだから―全てを切り捨てこの国だけを見詰めてきた。オーブのためだけに生きてきた。切捨ててきたものの中に、今目の前にいる彼も入っているのだ。そんな自分を彼は今までどういう目で見てきたのだろう。国のために自分を捨てた女が、今その国に捨てられようとしているのだ。ざまあみろ―そう思っていても不思議ではないだろう。―否、それともそんな感情すら湧かないくらいもう私の事には関心は無いのだろうか。
 そうかも知れない。彼を捨てたと言いつつ彼に固執しているのはきっと自分の方だ。彼の方はこの10年近く、ずっと半径数百m程の距離で過ごして来たというのに、個人的に話しかけて来たことはほとんどない。

 自意識過剰な自分が恥ずかしい―!

 俯き黙り込んだカガリの心を見透かすようにアスランの声が落ちてくる。

「君に会えて良かった」
「は……あ……? 何の話だ?」

 唐突に投げかけられた言葉は、カガリの予想の範囲を遥かに超え思考を混乱させる。

「君に出会って……オーブという国に出会えて良かった」
「本当か? でもこの国に来てそんなにいい事なんてあったのか?」
「ああ、この国は色々なものをくれたよ」

 疑問ばかりが浮かんでは消えていく。思い浮かぶのは常に仕事に対して真面目な顔ばかり。真剣に対峙する顔、時には憤りをちらつかせ、時には焦りややるせなさを感じた。確かに穏やかさや微かな微笑を見たこともあったが、果たしてその程度でオーブに来て良かったと言えるだろうか。

「まだ分からないか?」
「全く分からないな」

 アスランは仕方ないなと呟き、カガリを正面から見据えた。久しぶりに正面から見たアスランの瞳は太陽光のせいかいつもより明るい色に見えた。こんなに綺麗な色だったっけ、とカガリがぼんやり思う間にもアスランはカガリとの距離を詰めてくる。その慣れない距離に熱が体に篭る。忘れかけていた感情―否、忘れようと、消してしまおうと心の内に閉じ込めていた―それが一気に流れ出てしまいそうで怖くなる。無意識に一歩下がろうとした瞬間、緑の瞳が細められた。

「この10年……ずっと君の近くで君を見続ける事が出来たんだ。怒ったり笑ったり、時には泣いたり拗ねたり……すごく面白い日々だったよ」
「え……?」
「ところで気が付いている?」
「な……にを……?」

 ―いつ―誰が―何を見てた――って―?――

「俺と君がもう上官と部下じゃないって」

 ――心臓が壊れそうだ――

「君がこの先どうしたいかはまだ聞いていない。もしも大統領選に出馬したいのならば全力でバックアップする。もしもそうではなくて――君が国のためだけに生きる事を止めて自分自身の事も考えていく気があるのなら――その中に俺との事は少しでも考える余地はあるだろうか……」

 ――まだ思考は上手く回転してくれない――

「だからっ……要するにっ―」

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「好きなんだ!」

 アスランの言葉を遮って思わず叫んだ。先に言われないように―どうしても先に言いたかった―

「今でも―今までも―ずっと好きだったんだ……」

 やばいな。クーデターの最中だって一度も泣いたりなんかしなかったのに―鼻の奥がツンとする。涙を見られたく
なくて、誤魔化すようにアスランに抱きつくと、強く強く抱きしめ返される。そういえばと、アスランの続きの言葉
を聞き忘れた事に気が付くが、この温もりと抱きしめられた腕の強さが言葉以上に気持ちを伝えてくれているのだと
思う。

 でも、それでも―後からやっぱりちゃんと言葉で聞いておけば良かったと思うのかな?

「どうしたんだ?」

 アスランは腕の中から伝わる小さな振動にカガリの顔を覗き見た。

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「ははっ」
「てっきり泣いてるのかと思った……!」
「だっておかしいっ……からっ……!」
「?」
「随分今更な話だよな、ずっと一緒に過ごしてきたのに」
「今更って……俺は昔から何も変わってないぞ」

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「えっ?」
「カガリは気づいて無かったかもしれないけど俺はずっと見てた。いつか言った事があるだろう?俺は諦めが良くないって」
「諦めが良くないって……10年も……?」
「……悪いか……?」
「いや……」

「待ったよ、随分……待ちくたびれた。もうこれ以上一秒も待てないな」
「えっ!? ちょ、ちょっと待て!極端だぞ!お前!」
「じゃあ嫌なのか?」
「えっ、あ、いや、じゃない、けど……」
「では、遠慮なく――」

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「この先カガリがどんな道を選ぼうと、もう二度と離しはしないから覚悟しておけよ」
「えっ!? そうなのか?」
「あっ!いや、カガリが良ければだけど!」
「ぷっ!」
「笑うな!」
「ごめんごめん! どんな困難な道でも付いて来てくれるんだよな!」
「あー、出きれば困難で無い方が……」
「お前正直すぎ!」

 笑いが止まらない。
 さっきまでどん底の気分だったのに!


 さて、これからどうしようか。不安はもう無い。


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ふおおおお!ここまでこんなどりーむ話を読んで下さってありがとうございます!
映画がどうなるか、というテーマでしたが、映画の9割はオーブ攻防戦でいいです。
残り5分でこんなアスカガだったらいいなーとか思ったり……
あとはアスランが一度プラントに戻って、実権を握って、コーディとナチュラルとの架け橋として結婚ー!とかでも良い!!!
……でももしもアスカガが酷い扱いになるのなら映画なんて無い方がいいなーとか…こわいですね……びくびくしながら振り回されるのはまだしばらく続きそうですね…
普段文章はあまり書いてないので(汗)色々未熟ですみません…(だからと言って絵が得意というわけでもない最低だな俺…)
またどこかでお会い出来ることを祈ってます!
ありがとうございました!
2011年2月20日 アルビレオ2
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