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昨晩はまたちょっと種割れしてしまった(笑)
どうして絵茶はあんなに楽しいのか…そしてアレを裏にのせるべきかどうか(笑)
時間が経つと自分の描いたものが物凄く恥ずかしくなる…///

ああ…でもそれは絵も文も同じだなあ…羞恥プレイだ(苦笑)

でもって幼馴染パロ番外編その11↓











駅にはイザーク先輩の両親から連絡が入っていたらしい。
すぐにイザーク先輩のお母さんがやってきて…遅れてヤマトの父もやってきた。


お母さんと一緒に去っていくイザーク先輩の後姿を見送り……何となくもう会う事もないだろうと思った。


両親から冬休み中の謹慎を言い渡されても特に何も思わなかった。
そもそもどこにも行く気持ちにもなれなかったし……喪失感だけが心を占めていた。



ずっと家にいると自然と考える時間が多くなる。




「キラ?」
「ん?何?」
「あの…さ…父親に会いに行ってみようかな…って…」

明らかにキラの表情が険しくなる。

「僕は行かないよ」
「…分かってる」
「カガリも行かなくていいよ!」
「ん…でもやっぱり行く!」


うじうじ考えているのはもう止めだ!


もう十分迷って悩んで考えた。
会ってみれば…何か分かるかもしれない。
何か変わるかもしれない。

そうと決まれば即実行!ヤマトの両親から渡されたメモには…見知らぬ名前と住所、電話番号にメールアドレス。
とりあえずメールで会ってみたいとの旨を書いて送った。
その日の夜早速返事があり、週末に会いに行く事にした。

隣県にあるその家に行くために朝早くに家を出た。
初めて乗る路線の電車…ゆっくりと1時間以上揺られ目的の駅へと到着する。
予め電車の時間を知らせてあり、駅まで迎えにいくという返事が来ていた。
駅の改札を抜けそれらしい人影が無いかと辺りを見回す。
すると背が高く、がっしりとした体つきで髪の長い、髭を生やした男性が近づいてきた。
ゆっくりと近づいてくるその姿に…もしかして、と緊張で足が震える。
いよいよ目の前に立ち、その人物は右手を差し出した。
「私がウズミ・ナラ・アスハだ…カガリ…だね?」
差し出された右手を握り返す。大きくて…暖かい手だった。
「はい…カガリ・ヤマトです…」
微かに…目に涙が浮かんでいるように見えた。
近くに停めてあった車へと乗り込み、自宅へと向かう。
自宅は…思いの他大きくて…豪邸で驚いた。
しかし…豪邸ではあるがこう…生活感が無い家だった。
調度品や壁に掛けてある絵画は素人目に見ても素晴らしく、掃除も行き届いている。
庭の木々も綺麗に手入れされているが…何というか…綺麗過ぎる。
まるでホテルか何処かの様で…本当に人が住んでいる家なのか不思議に思った。
完璧ともいえるこの家で…この人は一人で住んでいるのだろうか?
豪奢なリビングで大きなソファに埋もれそうになりながら目の前に座っている人を見つめる。
やがてややふくよかな中年女性がお茶とケーキを持ってきてくれた。
「これはマーナ、家政婦をしてくれている」
「どうもお嬢様ごゆっく…っ」
マーナと呼ばれた女性はすみませんと一言言ったかと思えば涙をぽろぽろ零しながら慌てて部屋を出て行ってしまった。
「すまないな、彼女は昔から事情を知っていて、君の母親の事も小さい頃からよく知っている…君が…」
言葉が途絶えた事を不思議に思い、ウズミの顔を見れば静かに…涙が頬を伝っていた。
「君があまりにも母親に似ているので驚いたのだよ…」
こんなに静かに涙を流す人を初めて見た。
そしてその静かな中に私の母親を深く…深く愛していたのだというのがよく分かった。
「正直…君に会う事が出来るはずがないと諦めていた…それ程…時が経ちすぎてしまった」
そうだ。あまりにも…
「私が…君の母親を亡くした現実を受け入れ認めるのに時間が掛かり過ぎてしまった…」
どういう事だ?
「彼女は…生まれつき体が弱く…20才まで生きられないだろうと言われていた程だった。しかし…私は彼女を愛し、彼女も私を愛してくれた」
ウズミの目は私の方を見つめながら、私を見ていないように感じた。
私の奥にある母親を…見ようとしているのだろうか?
「運良く彼女は25歳を過ぎても生きて…私と結婚し、子供が欲しいと言った。しかし彼女の体を考えればとんでもない話だ。そこで…代理母を頼むことになったのだ」
それがヤマトの母さん…
「彼女が…彼女があんなに望んだお前たちだったというのに……彼女が亡くなった事があまりにショックで…君らが生まれたという連絡を受けても会いにいけなかった…」
そうしてヤマト家にそのまま引き取られたのだ。
「彼女の死は私から生きていく気力を奪い…残ったのは絶望だけだった…長い…長い絶望からどうしても抜け出せなかった…」
絶望…なんて暗く哀しい言葉なのだろうか?
「彼女は…私一人を残していくのが不安で…そのためにお前たちを残してくれたというのに…彼女の遺志を無駄にしてしまった…もしも…もしも君達が生まれたときに会いに行っていたら…少しは絶望から早く抜け出せたのかもしれないのに…」
いつの間にか彼が足元に膝まつき手を握った。
「今は…君の姿を見れて…彼女と…産んで育ててくれたヤマト夫妻に感謝しても感謝してももまだ足りない…」


そして…君に…生まれてきてくれて本当にありがとう…


この一言で長い間頭の中に掛かっていた霧が晴れた気がした。
目の前がクリアーになる。

そうだ…気になっていたのは…自分が望まれて…この世に生を受けたかどうか…
生まれる前から愛されていたのか…
私がこの世に生きている存在意義…

ふいに涙が頬を伝わった。

急にヤマトの両親を思い出し、袖で目をごしごしと擦り立ち上がった。
「帰ります」
「もう…かね?」
「はい!…でも…また来ます!」
笑顔で言えた。
彼もやんわりとした笑顔を返してくれた。

一刻も早く家に帰りたかった。
そして両親に会いたかった。
会って…言いたかった。

私が!あなたたちを愛していると…!
あなたたちは私を愛してる?…と!







ようやく抜けました!そしてカガリには新たな悩みが(笑

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はくしゅ

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