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イザークの性格大好きですvvv
でもこの話の彼はちょっとおとなしいですねえ…(不満…)
ああ…っアスランに対して「きしゃまーー!!」と言わせたいvvv(うずうずv)

今のところ↑こういった展開の予定はありませんが今日も幼馴染パロ番外編です!どぞ!







付き合うというのはどういう事だろうか?
相変わらずイザーク先輩と2人きりになる事はほとんど無く…たまにあっても緊張のあまりどうしていいのか分からず軽いパニックに陥る。
2年のある夏休みの部活中、イザーク先輩が神妙な面持ちで声を掛けてきた。
「今日…部活が終わった後付き合って欲しい」
「はい…?」
何かあったのだろうか?
よく見れば昨日には無かった微かな切り傷のようなものが銀髪の隙間から額に見え隠れする。
アスランに今日は寄る所があるから、と告げ先輩の下へと急ぐ。
夏休み中は朝から練習が出来るため、終わるのもいつもより早い。
まだ明るいうちに部活を終えるのは少し奇妙な感覚でもあった。
校門まで行ってみれば先に着いていたイザーク先輩が軽く手を挙げた。
「待ったか?」
「…いや…」
相変わらず表情は硬いままだった。
どこへ行くのか問いかけても返事は返って来ず、前だけを見ていた。
最寄の駅から210円の切符を買うと慣れたように3番ホームへ向かう。
どう考えても先輩の家の方面でも無く、行き先に心当たりは無かった。
電車がホームへと滑り込み、それほど人気の無いクーラーの効いた車内の2人がけのベンチシートに腰を掛ける。
少しでも動けば体が触れる近すぎる距離に緊張し、横を見れば…相変わらず表情を硬くしたままどこかここではない所を凝視しているように見えた。
やがてとある駅に着き、降りる。
初めて来た場所に戸惑いを隠せない。
先輩はここでも慣れたように足を進めた。
よく来る場所なのだろうか?
置いていかれないようにやや早足で付いていけば、古びた…とあるコンクリートのビルの前で立ち止まった。
建物に掲げてある看板を見れば…家庭裁判所と書いてある。
「ここ…は…?」
「何も言わず…ここまで連れて来てすまない…実は今日両親の離婚調停の日なんだ」
「えっ…?」
「月に一度…この調停の日だけ…両親と会う約束をしている…が…どうも会い辛くて…」
イザーク先輩の右手が私の左手をぎゅっと握った。
緊張からか、少し汗ばんでいる。
「出来れば…一緒にいて欲しい」
イザーク先輩の綺麗な青い瞳が苦痛に歪む。
どうしてこの手を振り解けるだろうか?
私に出来ることならっ…と思うのが普通だろう?
無言で頷いた私に笑顔で「ありがとう…」と返したこの人の力になってあげたい、と心から思った。
調停が終わるであろう時間まで、近くのカフェで2人で待った。
いつもここで両親を待つのだという。
待つ間先輩は色々な話をしてくれた。
数年前から両親が上手くいっていない事…
今は親類の家で両親から離れて暮らしている事…
この離婚調停で自分の親権を争っている事…
額の傷は…昨夜会いに来た父親と諍いあった時に出来たものだという事…
本当は…両親に離婚して欲しくない事…
自分を取り合い喧嘩なんてして欲しくない事…
両親を愛している事…
両親も自分を愛している事…

自分の事を思い起こし、胸が痛くなった。
あれからヤマトの両親は何も言わない。
本当はどう思っているのだろう?
私を…他人の子を…愛しているのだろうか?
そして本当の父親は…私の事をどう思っているのだろう?
どうして今更…?
そしてどうして今更な事をヤマトの両親は告げたのか?
いらないから…?
私がいらないから…?
あの日渡された…父親の連絡先の書いてあるメモはいつも財布の中に入れてある。
私は何をしようとしているのか…?

ぐるぐると一定の方向へと向かっていく思考が突然分断される。

「母上!父上!」
見れば綺麗で上品な先輩そっくりな女性と、がっしりして凛々しいスーツ姿の男性が店内へと入ってきた。
「イザーク…こちらは…?」
「はい。部活の後輩で…」
「カガリ・ヤマトです。初めまして」
「初めましてカガリ…ちゃん?」
”ちゃん”付けで呼ばれてなんだかくすぐったい。
しかしこうして3人を見ているととても離婚を争っている家族には見えない。
それぞれが…それぞれを思い合っているように見える。

決して先輩が幸せな訳では無いはずなのに…妬ましく感じて…こんな事を思ってしまう自分が嫌になった。


すっかり日も暮れて…初めて…先輩に家まで送ってもらった。
家に入ろうとする私の手をイザーク先輩が掴み引き止める。
「あの…今日は悪かった…そしてありがとう…」
「いやっ…その…私は何もしていないから…」
気にしなくていい、そう言おうとした瞬間、先輩の顔が近づいた。
もしかして!と思うよりも早く手が動いた。
思いっきり先輩の胸を押してしまった!
一瞬気まずい空気が流れ、慌ててさよならと言い、玄関へと駆け込んだ。
玄関の音を聞いてキラが顔を出す。
「カガリお帰り…ってどうしたの?そんな所に座り込んで…って顔も赤いよ?」
「なっ…なんでもないっ!!」
キラに顔を見られたくなくて…慌てて階段を駆け上りベッドに倒れこんだ。
頭の中で至近距離で見た青い瞳と長い睫毛がフラッシュバックする。

「ああ…私はどうしたらいいんだ…」






その頃のアスラン→部屋で一人でカガリとイザークがどう過ごしているのか想像して悶々(笑)

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はくしゅ

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