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Sonatine 04  10/09/2009  
変わらない世界

けれど自分の世界は昨日色褪せてしまった

モノクロームの世界の中で



先が見えない




Sonatine 04
暗闇の中の光





「よく平気な顔して私の前に立てるものだな」

ひたすら広い、ただそれだけの空間に自分には大きすぎる豪奢な椅子が一つ置いてある。
王の間に鎮座する自分の前にアスランはやって来た。
少しでも力を抜いたら声が震えてしまいそうなのを、爪を手に食い込ませ我慢する。

「任務ですから」

瞬間思わず立ち上がりアスランを殴った。

力任せに殴ったというのにアスランは身動き一つせず、ただ一度、ゆっくりとまばたきだけをした。

「どうして避けないっ!」
「気に入らない事がありましたらどうぞ好きなようになさったらよろしいかと。自分の身は国家のもの、貴女のものですから」
「っ!」
「辞めさせないのですか?」
「閣僚に理由をどう説明させろと!?」
「どうとでも」

アスランの勝ち誇ったような顔が癪に障る。
ヤツは私が自分を辞めさせない事を知っている。
ヤツが私にした事を皆に言えないのを知っている。
泣くもんか!
悔し涙なんて見せてたまるか!

「お前なんて大っ嫌いだ!あっちへ行け!」
「かしこまりました。下がっておりますので御用の際にはお呼び下さい」

子供みたいな命令に対し、アスランはお辞儀一つして下がっていった。
その行動一つ一つにムカムカする。

入れ違いにパトリック・ザラが入室した。

「おや、アスランが何かしましたかな?」

明らかに機嫌の悪い王の顔を見て、パトリックはご機嫌伺いの作り笑顔を見せる。

「何でもない」
「そうですか、では私の方から報告を一つよろしいですかな」
「…何だ?」

嫌な予感がした。
これは悪い話だ。

「先ほど議会で一つの案が賛成多数で可決しました」
「何!?私がいないのに議会だと!?」
「ええ、今朝女王様の御加減がよろしくないとお聞きいたしましたので、失礼ながら不在のまま行わせていただきました」
「…っ!どうして声をかけない!今後は必ず私も同席する!」
「いえ、今後はもうよろしいのです」
「は!?どういう事だ!」
「議会で可決いたしましたのは、今後女王様の代わりに私がすべて執政するという事でございます」
「なん…だ…と…?」
「お忙しい女王様には対外公務のみ執り行っていただき、国の象徴として活躍していただきます」
「…悪い…冗談…だ…」
「ははは、冗談ではございません。そもそもまだ年もお若い女王様に全てをお任せするというのが無理だったのです。今後は落ち着いてゆっくりと外交を―」

パトリックの笑い声が王の間に響く。

「ふざけるなっ!」

沈黙の中、パトリックの笑顔が消えた。

「ふざけてはおりません。これは議会で決まった事なのです。―近衛兵!」

呼ばれてアスランと数人の兵が王の間に現れる。

「議会で決まった事に逆らえば、例え女王といえどもただでは済みませんぞ」






例え暗闇の中でも

一筋の光が見えたら頑張れる

でも

どんなに探しても光は見えなかった





→05




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クーデター・・といえるのかな?

孤立無援状態です。


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