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続・流転 2  05/31/2009  
これは流転の続き・・というか後日談になりますので必ず先に流転を読んでからお願いいたします。







流 転 ‐ 反 転 2    ‐[アスラン]‐




カガリはハロに[アスラン]と名付け、その事をキラには内緒にした。
それから毎日何かある毎に[アスラン]に話しかけるのがカガリの日課となった。


「アスランおはよう!今日もいい天気だぞ!今日の朝ごはんは何だろうな!」
「カガリッ オハヨウ テンキ ゴハン」
「ふふっ」


[アスラン]はどんどん言葉を覚えていき、それが面白くてカガリはどんどん[アスラン]に話しかけた。



一日の終わりはいつも[アスラン]とキラが一緒だった。
布団に[アスラン]と一緒に潜り込みキラが本を読んでくれる。
だからこの時間が大好きだった。
一つの事を覗いては…

「カガリ、ほらコレ飲んで」

手渡される錠剤。

「どうしても飲まなきゃダメ?」
「もちろん。カガリだって病気はイヤでしょ?ちゃんと飲んで」
「だってコレ飲むと眠くなるし頭ぼんやりするんだもん」
「カガリ」
「…分かったってば」

いつも優しいキラがこの薬に関してはどうしても譲らない。

体調もずっと良かったし、薬を飲むような病気は何もしていないと思う。
けれどそう思えるのもこの薬が効いているからだとキラは言う。
キラの言うとおりで薬を飲まなかったらどこかおかしくなってしまうのかもしれない。

でもそれでも、どうしてもこの薬に抵抗があったカガリは飲む振りをしてこっそり薬を服の中に隠した。

カガリにとって初めてのキラへの抵抗。
 

そして一度拒んでしまえばまた拒み、繰り返すにつれ後ろめたさは徐々に薄れていく。


それでもどうしてもキラの目を誤魔化せなくて時々は薬を飲んだ。



薬を飲まない日は夜遅くまで頭ははっきりしていたし、朝もすっきりと目が覚める。
しかしその代わりに夢を見るようになった。
薬を飲んだ日は夢を見ない。
夢の中で誰かと会っていた気がする。
それが誰なのかもう少しで思い出せそうになるのに薬を飲むとまた忘れてしまう。
その繰り返しが徐々にカガリを苛立たせた。


「アスラン…夢の中で私は誰に会ってるんだと思う?」
「アスラン ユメ ミナイ」
「ははっそりゃそうだな!」
「カガリ ナイテル」
「え?そんな…!…本当だ…どうしてだろう…」
「カガリ ナクナ」
「うん…ありがとう…アスラン…っ…」



キラもこの屋敷の人たちも皆優しいし、[アスラン]も大好きだ。
何の不満も無い満たされた毎日。



「でも哀しいんだ…っ…」



誰かこの哀しみの理由を教えて―








To be continued.
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うん・・この話は偏執的なキラを書きたかったんです・・

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