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続・流転 1  05/29/2009  
これは流転の続き・・というか後日談になりますので必ず先に流転を読んでからお願いいたします。






流 転 ‐ 反 転 1    ‐贈り物‐





「キラ!これ見て!」
「何?」

カガリはいつものように裸足で海に入ると何かを大切そうに持ってきて差し出した。

「…綺麗…」
「本当だ」

カガリの手の中には水色の小さな丸い硝子。
ガラスの欠片が年月をかけて波に揉まれ角が取れ丸くなったものだろう。

「ほら!こうやって太陽に向けるとキラキラしてる!」


無邪気にそう笑う君はまるで天使。
穢れのない真っ白な天使。


「キラさまー」

遠くからアスハ邸のメイドの声が響く。

「何?」
「プラントから通信が入っております!」
「分かった!」

きっとラクスからだろう。
少し憂鬱だけどこの楽園を守るためには以前と変わらない態度を取り続けるしかない。
重い腰を持ち上げアスハ邸へと向かう。

「カガリも来る?」
「ううん、ここでキラを待ってる」
「分かった。すぐ戻るからね」


カガリはここの所ずっと安定していた。
すべては順調だった。
だから僕は少し油断していたのだろう。




だから…彼の接近に気が付かなかった。




「こんにちは」
「誰?」
「俺はキラの友達だよ」
「キラの友達?」

砂浜で一人遊ぶカガリの傍に来たのは藍色の髪の青年。
始め不安気だったカガリは[キラの友達]と聞くと少し表情を和らげた。

「そう、君の名前は?」
「私はカガリ!おにいちゃんは?」
「俺の名前は…」

青年は少し躊躇った後[アスラン]と名乗った。

「アスラン…?」
「そう」

どこか淋し気に笑う青年は持っていた丸いものをカガリに差し出した。

「これは何?」
「ハロっていうんだ。キラから君の話を聞いて持ってきたんだ」
「私に?」
「うん」

カガリが水色のハロに触れた瞬間ハロの目が緑色に点滅し、起動した。
ハロは何かよく分からない言葉を繰り返しながら砂浜を跳ね回った。

「わああ!」

カガリは目をキラキラさせながらハロを追いかけた。

「こいつ何をしゃべってるんだ?」
「何だろうね。今は生まれたてだから上手く喋れないんだ」
「生まれたて?」
「そう、だからカガリが言葉を教えてあげてくれないか?」
「教える?」
「ただたくさん話しかけてあげればいいんだよ。そのうちたくさん上手に話せるようになる」
「すっごい!コレ私が持ってていいのか?」
「うん。これは君へのプレゼントだから」
「ありがとう!大切にする!」


青年はほっとしたように笑った。
その笑顔が何だかとっても嬉しそうなのに悲しそうで―…カガリは胸がちくりと痛んだ気がした。


青年は一つだけ約束を残して帰っていった。

ここに自分が来て、ハロを置いていった事をキラには言わないで、と。

[アスラン]はキラの友達だと言っていたのにそれは何だか変だな、と思ったけれどカガリは約束を守った。
キラは戻ってきてハロを見ても何も聞かなかったし言わなかった。
どうして[アスラン]がそんな事を言ったのかは分からなかったけれど、きっとそうした方がいい。

そんな気がした。







To be continued.
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諦めるな!というわけでアスラン足掻きますww
次かその次で本当に終わります!
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