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流転 13  05/26/2009  
〔注意〕
これは双子誕生記念話です。
が、暗くて悲しい話です。
特にアスランとカガリが不幸です。
キラカガ要素ありありなのでご注意ください。

どんな話でも怒らない

という心の広い方のみでお願いいたします。






何度も訪れた家。
何度も開けたドア。

それが今は酷く恐ろしい。

この扉の向こうには何が待っているのか―?





流 転    13 -ポケットの中の指輪-





「カガリ?」
「誰…っ?」

部屋に入るとカガリはすぐそこにいた。
窓際に設置された大きなベッドに腰掛けて本を読んでいたようだったが俺の顔を見るなり表情が一変した。

「誰って…俺だよ」
「誰!?やだっ!来るなっ!!キラ!キラっ!!」
「カガリ!?」

そんな目で俺を見ないでくれ!

カガリの目に映るのは恐怖と拒絶の色。

「やっぱり駄目みたいだね…」
「キラ!」

キラが部屋に来るなりカガリはキラに抱きついて後ろに隠れてしまった。

「キラ!これはどういう事だ!?」
「アスラン、落ち着いて。カガリが怖がってる」
「キラ!」

カガリは俺の方を見もしない。

「カガリ…海を見に行こうか」
「うん!」

キラにだけ向けられる笑顔。




カガリと何度も歩いた砂浜。
けれど今カガリの隣にいるのは俺じゃない。

白い砂浜に押し寄せる穏やかな波。
海を見るとカガリはサンダルを脱ぎ捨て波打ち際を走り出した。

「キラ、カガリは…」
「君が考えている通りだよ。テロのショックで記憶が無いんだ。少し幼児退行もしてる」
「記憶が…」
「君に会えばもしかしたら…とも思っていたけど駄目だったみたいだね」
「でもっ、戻るんだろう?」

キラは静かに…分からない、と答えた。

「もしかしたらすぐにでも戻るかもしれない…けれどこのままずっと戻らないかも…」
「そんな…っ…」
「医者にもしばらく穏やかな環境で無理せず過ごすようにと言われてる。悪いけど君はこのままプラントに帰ってくれないかな?」
「そんな事出来る訳ないだろう!」
「でも今の君はカガリにとって恐怖でしかないんだ」

普段優しいキラの目が厳しく光る。

「カガリは記憶は無いけれど、無意識に接してくる人を分類している。過去自分に優しかっただろう人にはこれほど怖がらない。…君はカガリに何をしたの?」

何を、と言われても心当たりは何もない。
キラが受け入れられて自分が受け入れられない、それはあまりにも辛い事だった。

「君はカガリに何をしたの?」

キラに言い返す言葉が見つからない。

「…落ち着いたら連絡するよ…だから今は帰ってくれない?」
「…お前は…どうするんだ…?」
「しばらくカガリの傍にいるよ。ラクスには伝えてある」



まるで悪夢を見ているようだ…
夢ならば覚めるのか?
それともずっと夢の中なのか…



「カガリと…二人で話させてくれないか…?」
「やめてよね。もうこれ以上カガリを苦しませないで」



有無を言わさない。
キラはこんなヤツだっただろうか?

しかしキラの言う通り、そんな彼女を見たくはない。
カガリを悲しませたり苦しめたい訳じゃない。


もう俺に戻る場所は無いという事なのか…


君の

君の場所だけが…


…無いならばもうこの世界に俺の場所は無い。



気付くのが全て遅かったという事なのか





「…っつ…」





ポケットの中に君の温もりを探した




けれどそれはただひたすら冷たいだけだった









To be continued.
-------------------------
次回一応のラストです。

以下レスです!反転でどうぞ!

>05/25 18:15拍手にてコメントくださった方
コメントありがとうございます!
大丈夫です!もうアス○○はありません!(きっぱり
とはいえしばらくキラカガなのですが・・・
毎回読んで下さっているようで本当にありがとうございます!
確かにトントンと・・い・・いきたいですね(汗
多分いけるかと思います!はい!!(汗
これからもよろしくお願いいたします!



拍手のみの方もありがとうございます!
心なしか流転も少しずついただく拍手が増えてきたような・・
ありがたいばかりです!!
アスカガまであともう少し!(汗
お付き合いくださいませ!
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