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流転 12  05/25/2009  
〔注意〕
これは双子誕生記念話です。
が、暗くて悲しい話です。
特にアスランとカガリが不幸です。
キラカガ要素ありありなのでご注意ください。

どんな話でも怒らない

という心の広い方のみでお願いいたします。



流 転    12 -後悔-





「オーブはっ…内閣府はどうなっているっ!?」

慌てて国防事務局に駆け込むとそこにはラクスがいた。

「アスラン…」
「ラクス!状況はどうなっている!?」
「まだ何も…これが事故なのか事件なのか…爆発の規模も分からなければ…」
「カガリとキラはっ!?」
「分からないのです…!何もかも!」



ラクスが声を上げて泣くのを初めて見た。
彼女はいつも正しくて強くて…常に完璧だった。



「…っつ!」

何故俺はオーブを離れた?
納得して出てきたはずなのにこの激しい後悔はなんだ!?
どうして…
どうしてもっとカガリと話をして来なかったんだ!?
沢山沢山話をして、俺の気持ちを伝えれば良かった。
もしも君がいなくなったらこの気持ちを誰に伝えればいい?


そんな事考えたくないのに…否応なしに頭を過る最悪のシナリオ。


「ラクス…すぐにオーブに向かいたい…!」
「アス…ラ…ン…っ…」



ラクスは「二人の無事が確認出来ましたらすぐに連絡下さいね」と言いながら見送ってくれた。
本当は自分も行きたいだろう。
けれど彼女の立場と責任がそれを許さない。
何が起こっているのかも分からない、そんな場所に最高評議会議長を連れて行けるわけも無い。

エアポートは民間船の受け入れを拒否しており、軍人だけが厳しい表情で歩いていた。

プラントからオーブに向かっている間にも事態は明らかになりつつあった。
爆発はコーディネーターの受け入れに加え、ザフトの研修をも受け入れた事に対して不満を抱いていた一部の過激派によるテロ行為だったらしい。
ブルーコスモスは地球上の他の国に比べ、オーブにはあまりいない。
けれど全くいない訳ではないという事だ。
既に全員捕まっており、厳戒態勢は未だ解けないものの緊張感は和らいでいた。
幸いにも死者は出ていないとの話に安堵はしていたが、直にカガリの顔を見ない事には落ち着かない。

それに気になることがあった。

内閣府官邸へと向かう途中、誰に聞いてもカガリの安否についてはっきり答えないのだ。
キラは無事で元気だという。
けれどカガリに関しては奥歯に物が挟まったような言い方をする。
はっきりしない態度に苛立ちを覚えた。

カガリは爆風で飛んできた硝子の欠片で軽い怪我をしたらしい。
行政府に隣接した国立病院で手当を受けた後、アスハ邸に戻って休んでいるという。
テロが起こったという大変な時なのにアスハ邸に戻っているという事が不思議だった。
あのカガリがだ。

軽症とは言うけれど本当はそうではないのではないかという不安がよぎる。

すぐにアスハ邸へと向かいたい所だったが、一旦行政府内に設置された対策本部へ顔を出してから向かった。
キラも一緒にアスハ邸にいるとの話だった。

無意識に歩調が速くなる。
心拍数が上がり、額に汗が滲む。



早く―

早く君の―




「アスラン・ザラです。代表に面会を!」

アスハ邸のベルを押し、返答を待つ間がやけに長い―
一体何が起こっているんだ?


アスハ邸から出てきたのはキラだった。


「キラ!カガリはっ!」
「アスラン…どうしてオーブを離れたんだい?」
「キラ?」
「君が…君さえカガリの傍にいてくれたなら…こんな事には…」
「どういう事だ!?カガリは無事なんだろうっ?」
「無事、って…どういう事を言うんだろうね」


一筋の汗が背中を伝わった。








To be continued.
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