流転 5 05/13/2009
〔注意〕
今回の双子誕生日記念話は
暗いです・・救いがないかも・・
アスカガサイトのくせにアスカガ要素少ないです・・
キラカガ、キララク、アスメイ、シンカガ?要素ありありの予定なので
ハッピーエンドでなくてもOK
アスランがどんな奴でもOK
キラが黒くてもOK
どんな話でも文句は言わない
という方のみでお願いいたします。
注意しましたからね?
本当にOK!という方のみMore Openからどうぞ!
※今回もアスメイ要素ありありなのでご注意を!!
メの字アレルギーの方はご遠慮ください!
流 転 4 -金木犀-
「大丈夫か?」
「は、はい、大丈夫です」
足元の覚束ないメイリンを一人で帰す訳にもいかず、隣で支えながら行政府で借りているモルゲンレーテ社員用の寮へと歩いて向かう。
「すみません…飲みすぎちゃったみたいで…」
桂花陳酒の香りがメイリンの周囲を包み込んでいる。
この金木犀の香りのせいで季節も時空も狂ってしまったような感覚に襲われてしまう。
飲みすぎたメイリンの体は熱くて、微かな湿度が密着した体から伝わってくる。
妙な空間だった。
早く通り過ぎてしまいたいようで…ずっとこのまま留まっていたいような…
自分でも気づかないところで何か抱えるものがあったのだろうか。
それとも付き合いで飲んだ紹興酒のせいか…
目の前に人がいることに気づくのが一瞬遅れて軽く肩が触れた。
「痛っ!」
「あ、すまない」
「どこ見て歩いてるんだ!ん?軍人さんが美人さん連れて何してるんだい?」
「悪かったと言った」
正直やばいと思った。
明らかに悪意を持って近づいてくる2人組みの男たちからは酒と煙草の臭いがプンプンしてくる。
酔った人間に関わるとろくな事にならないと相場は決まっている。
せめて制服ではなく着替えてくれば良かったと心底思った。
「ありゃあ?よく見れば姉ちゃんザフトかい?」
「それがどうした、問題ないだろう」
「問題大有りさあ…俺の母親はな、ザフトに殺られかけて……植物人間だ!!」
「くっ!」
突然の大きなインパクト。
大きな体格から繰り出される力はナチュラルとはいえ相当大きく、両腕で防ぎつつも押されていく。
「アスランさんっ!」
「離れてろ!」
「ザフトを守ろうなんて考え止めた方がいいぜ」
メイリンだけでも逃がそうとするも、一人を相手にしているうちにもう一人がメイリンへと向きなおした。どうにかしなくてはならないという事しか頭になかった。
「俺も…元ザフトだっ!」
「何っ…!?」
2人の動きが止まり、目の色が変わった。
「じゃあお前、何されても文句は言えねえな」
「くっ…!」
「アスランさんっ!」
思惑通り2人とも自分に向かってくる。
とはいえ状況は明らかに不利だった。
力の差とかそういう事以前の問題で…俺はこの2人に反撃するつもりが全く無いからだ。
しかし防戦だけでは限界がある。
「ぐっ…!」
「ほらほら!ザフトってのはこんなもんか?」
一人に羽交い絞めにされ容赦ない蹴りが繰り返される。
ただひたすら彼らが満足して立ち去るのを待ちつつ我慢し続けるしかない。
いっその事意識を手放してしまえれば楽になれるのだろうが、そういうわけにもいかない。
「やめて!お願いっ!」
メイリンの叫びが狭い路地に木霊する。
どこかで金木犀が咲いている…?
白い花が瞼の奥に咲き乱れる。
To be continued.
-------------------------
自分で考えて書いている話なのに痛いです・・この先もっと痛い・・
もう本当に誕生日祝う気あるのか、お前!という感じですよね・・ええ・・・
一気に終わらせたいものではあります。
今回の双子誕生日記念話は
暗いです・・救いがないかも・・
アスカガサイトのくせにアスカガ要素少ないです・・
キラカガ、キララク、アスメイ、シンカガ?要素ありありの予定なので
ハッピーエンドでなくてもOK
アスランがどんな奴でもOK
キラが黒くてもOK
どんな話でも文句は言わない
という方のみでお願いいたします。
注意しましたからね?
本当にOK!という方のみMore Openからどうぞ!
※今回もアスメイ要素ありありなのでご注意を!!
メの字アレルギーの方はご遠慮ください!
流 転 4 -金木犀-
「大丈夫か?」
「は、はい、大丈夫です」
足元の覚束ないメイリンを一人で帰す訳にもいかず、隣で支えながら行政府で借りているモルゲンレーテ社員用の寮へと歩いて向かう。
「すみません…飲みすぎちゃったみたいで…」
桂花陳酒の香りがメイリンの周囲を包み込んでいる。
この金木犀の香りのせいで季節も時空も狂ってしまったような感覚に襲われてしまう。
飲みすぎたメイリンの体は熱くて、微かな湿度が密着した体から伝わってくる。
妙な空間だった。
早く通り過ぎてしまいたいようで…ずっとこのまま留まっていたいような…
自分でも気づかないところで何か抱えるものがあったのだろうか。
それとも付き合いで飲んだ紹興酒のせいか…
目の前に人がいることに気づくのが一瞬遅れて軽く肩が触れた。
「痛っ!」
「あ、すまない」
「どこ見て歩いてるんだ!ん?軍人さんが美人さん連れて何してるんだい?」
「悪かったと言った」
正直やばいと思った。
明らかに悪意を持って近づいてくる2人組みの男たちからは酒と煙草の臭いがプンプンしてくる。
酔った人間に関わるとろくな事にならないと相場は決まっている。
せめて制服ではなく着替えてくれば良かったと心底思った。
「ありゃあ?よく見れば姉ちゃんザフトかい?」
「それがどうした、問題ないだろう」
「問題大有りさあ…俺の母親はな、ザフトに殺られかけて……植物人間だ!!」
「くっ!」
突然の大きなインパクト。
大きな体格から繰り出される力はナチュラルとはいえ相当大きく、両腕で防ぎつつも押されていく。
「アスランさんっ!」
「離れてろ!」
「ザフトを守ろうなんて考え止めた方がいいぜ」
メイリンだけでも逃がそうとするも、一人を相手にしているうちにもう一人がメイリンへと向きなおした。どうにかしなくてはならないという事しか頭になかった。
「俺も…元ザフトだっ!」
「何っ…!?」
2人の動きが止まり、目の色が変わった。
「じゃあお前、何されても文句は言えねえな」
「くっ…!」
「アスランさんっ!」
思惑通り2人とも自分に向かってくる。
とはいえ状況は明らかに不利だった。
力の差とかそういう事以前の問題で…俺はこの2人に反撃するつもりが全く無いからだ。
しかし防戦だけでは限界がある。
「ぐっ…!」
「ほらほら!ザフトってのはこんなもんか?」
一人に羽交い絞めにされ容赦ない蹴りが繰り返される。
ただひたすら彼らが満足して立ち去るのを待ちつつ我慢し続けるしかない。
いっその事意識を手放してしまえれば楽になれるのだろうが、そういうわけにもいかない。
「やめて!お願いっ!」
メイリンの叫びが狭い路地に木霊する。
どこかで金木犀が咲いている…?
白い花が瞼の奥に咲き乱れる。
To be continued.
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自分で考えて書いている話なのに痛いです・・この先もっと痛い・・
もう本当に誕生日祝う気あるのか、お前!という感じですよね・・ええ・・・
一気に終わらせたいものではあります。
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