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息が出来ない  12/18/2008  
静かだ。

執務室の窓から下弦の月が見える。



もう今日の仕事はすべて終わったというのに動けない。



「カガリ様、もうそろそろお休みになって下さい」
「あ、うん。あともう少ししたら休むから先に休んでくれ」
「分かりました」

そう言ってからもうどれくらいの時が経っただろうか。



動けない―というより動かない。



今までどうやって動いていたんだろう。
気のせいか呼吸さえ苦しい。

どんなに苦しい時だって本当に一人だと思った事なんてなかった。
どこにいても、どんな時もその存在を思うだけで、感じるだけで大丈夫。そう思えたのに…



「今さら、だな」


どうして失うときは一瞬で失ってからはこんなにも長いのか。

胸が苦しい



酸素が足りない


生きていくための










先が見えない


オーブ軍のモノを全て脱ぎ捨て床に放り投げた。

異邦人である自分のために用意された部屋に本当の意味での自分のモノはあまりない。

いつからだろう。
モノを持つのが怖くなったのは。
そして持ちたくもなったのは。

掌には桃色の小石が一つ。
旅立ちの荷物としてはあまりにも小さく、重い。

「…連れて行けというのか…?」

連れて行くのも置いていくのも辛い事には変わらないように思う。


手離したくなんかないに決まっている。
でも考えれば考えるほど自分に出来ること、すべきことは一つしか思い浮かばない。



「未来は確定してるとでもいいたいのか?」



桃色の小石をベッドの上にそっと置き、シャワールームへと向かう。

シャワーヘッドから零れ落ちる雫一つ一つが冷たく、まるで槍のように肌に突き刺し、彼女の涙のようにも思えた。







To be continued.

2008 Christmas Athrun×Cagalli Special 10 Days
12/18 「苦しい」




ここまでが「起」だとすると次回からようやく「承」かな?
だんだん楽しくなってきますv(私がww)

現在自分の中でのこの企画の盛り上がりはちょっとすごい(笑)
描いてて楽しい!!vvv
読んでも楽しいように頑張ります!!


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